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山岳・ハイキング保険に必ず入りましょう!

ハイキングや山登り、登山に出かける際は必ず専用の保険に加入しましょう。 ハイキングや登山などによる怪我については、通常の保険ではカバーされないことがあります。また、さらに重要なのは「救援者費用等保険金」です。天候が急に変わって下山できなくなった、山の中で迷った、川の中州に取り残されたなどの場合、日本では警察や消防による捜索・救援活動にかかる費用は無料ですが、民間の救助組織が動いた場合、日当やヘリコプター代などの費用が発生します。本人は遭難中で連絡が取れないことがほとんどなので、本人の意思確認は家族が代理で行います。

  • 山岳保険・ハイキング保険を選ぶ際のポイント
  • 山岳・ハイキング保険の例

2021年の山岳遭難者の人数は、約3000人。そのうち1157人が怪我、283人が死亡・行方不明です。捜索にかかる費用は50万円から100万円程度。捜索の規模によれば、数百万円を超えることも珍しくありません。 そんな時に、家族に迷惑をかけないよう、また無事に救出されたのに、多額の請求を受けることのないよう、山岳保険に加入しましょう。 山岳・ハイキング保険の補償内容は各社あまり変わらないので、下記のポイントをみて選びましょう。

山岳保険・ハイキング保険を選ぶ際のポイント

「山岳登はん活動」がカバーされているかどうか 山岳登はんとは、「アイゼン、ピッケル、ロープなどの道具を使用した登山」や、それに準ずる危険度がある登山のこと。例えば雪山登山などはこれにあたりますし、ハイキング的な富士山登山は山岳登はんに当たりません。計画している登山がどちらに当たるかわからない場合は、加入前に必ず保険会社に確認しましょう。

「年齢制限」 70歳まで、90歳までなどの年齢制限があるものがほとんどです。検討前に確認してください。

「救援者費用」 上記の「救援費用」に適用される金額です。300万円程度に設定されている保険がほとんどです。

「賠償責任補償」 誤って他人や他人の荷物などに損害を与えてしまった場合に支払われる保険金です。

「傷害死亡保険金」 事故にあって亡くなったり、怪我をして障害を負ったりした場合などに支払われる保険金です。

山岳・ハイキング保険の例

三井住友海上1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)ベーシック

保険会社:三井住友海上 金額:500円から 対象:ハイキング、軽登山、ゴルフ、スノーボード、スキーなどの「レジャーの時のもしもに備えるための保険」 救援者費用等保険金:300万円 傷害死亡保険金:200万円 日常生活賠償保険金:1億円

三井住友海上1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)みんなまとめて

保険会社:三井住友海上 金額:300円から(一日一人当たり) 対象:ハイキング、軽登山、ゴルフ、スノーボード、スキーなどの「レジャーの時のもしもに備えるための保険」グループ加入の場合 救援者費用等保険金:100万円 傷害死亡保険金:200万円 日常生活賠償保険金:1億円

一般社団法人 山岳寄付基金 共済会 ふじさん共済会員

金額:660円(一泊二日) 対象:富士山登山限定、対象期間(7月1日~9月10日) 救援者費用等保険金:100万円 傷害死亡保険金:50万円 日常生活賠償保険金:1億円

一般社団法人 山岳寄付基金 山岳保険制度<短期タイプ>

金額:660円(日帰り)990円(一泊二日)1600円(三泊四日まで) 対象: 日本国内の登山やハイキング。天災特約付きで地震や噴火でのケガも対象。アイゼン・ピッケル等を使用する山岳登はん等の危険な運動中は対象外。 救援者費用等保険金:100万円 傷害死亡保険金:50万円 日常生活賠償保険金:1億円

モンベル野あそび保険(国内旅行傷害保険)

金額:500円(一泊二日) 対象:アイゼン・ピッケル等を使用する山岳登はん等の危険な運動中は対象外。保険期間(保険のご契約期間)が7泊8日以上の旅行は対象外。 救援者費用等保険金:300万円 傷害死亡保険金:500万円 日常生活賠償保険金:1億円

モンベル山行保険(運動等危険補償特約付国内旅行傷害保険)

金額:2000円(一泊二日) 対象:山岳登はん行程中の事故によるケガなども補償。保険期間(保険のご契約期間)が7泊8日以上の旅行は対象外。 救援者費用等保険金:300万円 傷害死亡保険金:261万円 日常生活賠償保険金:1億円

保険に加入する際は、細かい規約もしっかり読み、補償内容をよく確認してください。