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【現地でのクライミングについて】
  東洋のヨセミテとも呼ばれ、花崗岩の殿堂である仁寿峰810.5m(インスボン)は、ソウル郊外の北漢山(プッカンサン)山域に位置し、萬景台799.5m(マンギョンダイ)白雲台836.5m(ペクンダイ)と肩を並べて聳え立っています。
隣の白雲台も同じ花崗岩の山であるが、岩場に足場を作って一般の人が行けるような登山道があり、毎日のように時間に関係なく登る人が訪れている不思議な所です。休日ともなればこの山を登りに来る人で、白雲山荘も白雲台も大勢の人で溢れ返っています。インスボンとペクンダイの中継基地である白雲山荘では、コクス(ソーメンの暖かいもの)とトーフ、チジミ、マッカリが飛ぶように売れています。
確かに韓国では登山ブームなんですが、日本の登山ブーム時代とはかなり異なった意味での登山ブームです。沢山の登山用具店が各所で所狭しと立ち並んでいます。特に、道峰山(ドボンサン)、北漢山(プッカンサン)の各登山口と南大門マーケットと東大門マーケットの登山用具店はかなりの品物が揃っていますので、是非韓国を訪れた際は買い物に行ってみてください。
インスボンは、東、南面に広大なスラブを形成した円錐形の岩壁です。一般の人が登れる登山道はなく、ロッククライミング以外では頂上へ行ける手段はありません。
ルーとの多くは、東、西、南、東南面に集中しており、長短合わせて100ルート以上があります。グレードも5.5〜5.13までバラエティーにとんでいて、基本的にマルチピッチですので、色々な楽しみ方が出来ると思います。
インスボンでのクライミングの歴史はかなり古いようです。詳しい事は分かりませんが、日本人が初登にかかわったルートもあるようです。
基本的には、小川山を登るような感じです。花崗岩の岩肌は小川山よりは粗いのでスメアリングはかなり効きます。今では韓国クライマーもフラットソールを履いていますが、かつては軍靴のようなクレッターシューズであの岩場を登っていたのですから、時代は変わりました。
  1950年代の初めに、ブラックダイアモンド(パタゴニア)の創設者である、イボン・ショイナード氏によって開拓された、ショイナードA、Bルートは余りにも有名で今でも沢山のクライマーが登っています。
  インスボンは、基本的に下部大スラブと上部ルートに別れています。下部スラブだけで3ピッチあり、5.7〜5.10aのスラブでプロテクションは皆無に等しいです。
  東面の中間にオアシステラスと言う大テラスがあります。ここからも色々なルートの取り付きがあり、また昼食を取る場所として最適な所なので大勢のクライマーがここでたむろしています。
  韓国もかつてのクライミングとは異なり、今ではスポーツクライミングとしてとらえられており、最近開かれたルート等はハンガーボルトがそれなりの数でしっかりと打たれているので安心してクライミングを楽しめるでしょう。勿論ビレーポイントはしっかりと打たれているので安心です。
  ほとんどのルートが同下降か、隣接のルートの下降が可能ですが、頂上に行った人は頂上直下の下降ポイント(西面下降ルート)から、通常2ピッチ(下降距離約70m)でインスボンの峠に降り立つ事が出来ます。そこから白雲山荘まで15分で帰ることが出来ます。
▼南東面
南東面
▼東面の大スラブ
東面の大スラブ
 
(社)日本山岳ガイド協会認定
 登攀ガイド(山岳ガイド)
ジャパン・アルパイン・ガイド組合所属(J・A・G・U)
廣瀬憲文
「山と自然への彷徨」をテーマに、楽しく、わかりやすく、ていねい、安全をモットーにガイドを行っています。
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