Fuji

いつか登ってみたい山・富士山

日本を象徴する山、富士山。2022年に富士山を訪れた人は、16万人!きっと初心者もたくさん含まれていますね。 登山の初心者だけど登ってみたい、そんな方のために初心者が富士山に登るための情報をご紹介します。

富士山 標高:3776m

  • 富士山アクセス方法
  • 登山シーズン
  • 富士山の気候
  • 登頂までにかかる時間
  • 富士登山のスケジュール
  • 富士山の山小屋
  • 富士山のトイレ
  • 高山病/低体温症に注意
  • 富士山登頂に必要な装備(最低限)

富士山アクセス方法

吉田ルート:富士急行線河口湖駅より登山バス「富士スバルライン五合目」 須走ルート:JR御殿場線御殿場駅、小田急線新松田駅よりバス「須走口五合目」 御殿場ルート:JR御殿場線御殿場駅より登山バス「御殿場口新五合目」 富士宮ルート:JR東海道本線三島駅、JR東海道新幹線新富士駅・東海道線富士駅・身延線富士宮駅、JR静岡駅より登山バス「富士宮口五合目」

初心者が富士山登山、と聞くと「日本で一番高い山に私も登れるの?」と思うか、「気軽に行ってみたい」と思うかは、人それぞれだと思いますが、きちんと準備さえすれば、そこまで難しい山ではありません。 終日ハイキングや簡単な山登りを何度かこなしたら、ぜひチャレンジしてみてください。

登山シーズン

登山道が開通しているのは、毎年7月から9月まで。そのほかの季節でも登ること自体は可能ですが、登山道が利用できないことや、山小屋が閉鎖されていることなど、初心者には難しいです。特に冬季は積雪により、難易度が非常に高くなりますので、非常に危険です。 シーズン中でも、お盆や週末が最も混み合い、自分のペースで歩けないこともあります。初心者は梅雨明けからお盆前までの比較的空いている時期がオススメです。

富士山の気候

シーズンは真夏ですが、富士山の標高は4000メートル近く。富士山の五合目と山頂の気温差は、昼間で9度、夜間で13度です。シーズン中でも、雪が降ることもありますし、最低気温がマイナスになることも。 また、山の上は天候が変わりやすく、突然吹雪になったり、、強風が吹くことも。上は真冬 であるとイメージして装備や服装を整えましょう。

登頂までにかかる時間

Fuji

吉田ルート:登り約6時間・下り約4時間 富士宮ルート:登り約4時間半・下り約2時間 須走ルート:登り約5時間・下り約3時間 御殿場ルート:登り約7時間・下り約3時間

個々人の体力・能力や、天候により大きく左右されるので、最低限の目安として考えましょう。ちなみに、5合目から登る場合、山頂までの移動距離は10キロほどです。 初心者には、比較的穏やかな道が続く吉田ルートが人気です。移動距離が短い、と挑戦する人が多い富士宮ルートは、急な坂道や岩場が多いのでかえって時間がかかるかもしれません。

富士登山のスケジュール

夜間登山で、ご来光を見て、そのまま下山する、という弾丸スケジュールで登る人もいますが、急いで登ると高山病になりやすく、また、疲れで怪我などのリスクも増えます。初心者は、山小屋で一泊して、体力を蓄えてから登頂するスケジュールを立てましょう。 日帰り登頂の場合、何らかのアクシデントでスケジュールがずれると真っ暗な中を歩くことになり、危険が増します。

富士山の山小屋

山小屋に宿泊したことがある方はご存知かと思いますが、最低限の宿泊施設です。飲料水以外の水はありません。シーズン中最もこみあう吉田ルートの山小屋は、完全予約制なので、必ず予約しましょう。食事、トイレ、充電、布団などが提供されます。山小屋によっては個室がある場合もありますが、基本は男女同室の大部屋です。 山小屋によりますが、料金は素泊まり1万円、二食付き12000円程度。

富士山のトイレ

富士山のトイレは有料です。100円から300円程度の小銭を数回分用意しておきましょう。また、富士山のトイレは環境に配慮したトイレなので、トイレットペーパーなどのゴミを捨てることはできません。各トイレの使用方法をよく確認して、環境に負担をかけないように注意してください。

高山病・低体温症に注意

富士山登頂を途中で断念するかたのほとんどが、高山病が原因です。高山病対策のためには、登山開始前に、5合めでしばらく体を慣らせる、ゆっくり登る、水分や糖分をしっかり取りながら登ることが大事です。 また、天候の変化や装備の不足による低体温症にも注意してください。

富士山登頂に必要な装備(最低限)

登山靴・雨具・防寒着・ライト・ゴミ袋・水(1-2リットル)行動食、お金、地図

そのほかにも、突然の噴火に備えたヘルメットやゴーグル、手袋などを持参することが推奨されています。