2013/5/26 日曜日

素晴らしきかな仁寿峰

Filed under: マルチピッチクライミング — 廣瀬 憲文 @ 22:39:03

復帰後初めてのインスボン、5月20日〜25日で1年8ヶ月振りに行って来ました。インスボン初めての方3人と20数回のキャリアの方1人と合計5人のインスボンクライミングツアーでした。

20日(月)雨の羽田を発ち、曇りのソウル金浦空港に着きました。友人、李 俊と田 溶學に迎えられ一路トソンサへ、二人と別れいつもの道を白雲山荘向かいます。途中オオヤマレンゲに迎えられるが、残念ながら蕾でした。まだヤシオツツジが残っているので遅い春のようです。一汗流しながら18:00白雲山荘到着。李夫妻に暖かく迎えられました。昨日まで雨があったようで山荘前の沢の水が勢い良く流れていました。美味しい夕食とお酒を頂き就寝となりました。

21日(火)快晴 今回は初めての方なので、先ずは足慣らしと思い白雲台の頂上へ突き上げる長いウォンヒョンボンリッジを登る為に山荘を08:40出発。白雲台の石門をくぐり反対側へ下ります。途中の大東寺を経て南石門へ、女性2人のレンジャーに写真を撮ってもらい10:20北石門発、登り下りを繰り返し、混雑の白雲台頂上13:30着。どんどん上がってくる人をよそ眼に白雲山荘に帰着。初夏の陽気の中、韓国での初めての岩登りを満喫しました。

22日(水)曇り時々晴 灰色の空、一寸気になるが李さんが今日は雨はノーとの事で、08:50山荘発初めてのインスボンへ向かいます。いつもの道を展望台へ、岩場を下りインスボン大スラブの最下部で登攀準備。09:40大スラブの一番下から出発、私も1年8ヶ月振りのインスボンクライミングです。1P目は約40m、ガマスラブをもう少し難しくしたようなスラブをノーピンで登らなければなりません。2P目は一寸難しい左側のスラブへ、3P目の優しいスラブを50m登って松の木のあるインスB取り付きテラスへ入ります。小川山でのスラブクライミングの成果が出ているようで、3Pのスラブクライミングは問題なくこなしてきました。取り付きで全員集まり、インスBルートの概要と注意事項等を指示してインスBのクライミング開始。長いクラックを2P登り3P目は易しいダイクからスラブへ出て大テラスへ、最後の細いクラックを50m登って事実上のインスBルートが終了です。まだ頂上までには岩場が出て来るのでSロープで登ります。頂上直下で通称タヌキの腹(3〜4mの磨かれたスラブ)を登って仁寿峰頂上14:00。インスボン初めてのルートが大スラブを入れると全7P、初めてのマルチで良く登りました。西面を懸垂下降し山荘着15:45.夕食は李さん夫妻と一緒に祝杯をしこたま上げました。\(^o^)/ (^_^)v 疲れと飲み疲れの良い気分で就寝となりました。

23日(木)晴 一人の方の体調がすぐれず今日のクライミングはレストとの事、女性陣を引き連れ08:50山荘発、シュイナードBの取り付きへ向かいます。ここ数年、平日でもかなりの人が登りに来るインスボン、シュイナードBは人気があるので早めに取り付きます。09:30クライミング開始、私が2本のロープを引いて登り、二人が前後して登ります。登り終えると一人が最後の人をビレーし、もう一人が私をビレーします。ラストの人が登るのと私が登るのが同時となるので4人位でもかなり早く登る事が出来ます。韓国スタイルは何人いても一人一人で登るのでかなり時間を要します。ですから韓国クライマーの後に登るようになった時は大変な思いをします。この様な思いを避けるために私達のパーティーはほとんど平日に来るようにしています。2P目の核心部も問題なく抜け、順調に登って来ています。4P目の洞窟の上のWクラックを快調にこなし、最終Pも難なく登りイヤーズロックの終了点へ、12:10登攀終了。頑張りました。一寸風が有るのでインスA側に2P懸垂してオアシステラスに入りそこから1Pの懸垂でシュイナードB取り付きへ戻る14:00。帰り支度をして朝来た道を登り返し山荘着15:00。ビールとマッコリで祝杯、コクスとトーフを食す。今回のインスボンクライミングもこれが最後となりました。最後を飾る良いクライミングだったと思います。(^_^)v 3日間のクライミング大変お疲れ様でした。こんなに長いピッチを登った事が無かったので良い勉強にもなったことと思います。又のインスボンクライミングを楽しみに就寝。

24日(金)晴 実はこのインスボンにも晴れ神様が同行しているのです。この神様と岩登りに行って雨にあったことが有りません。此の神様は昨年の小川山でも40日近く行っていて一日も振られていません。私の日数はもう少し少ないのですが、此の神様と一緒でなかった2日間は見事に振られてしまいました。今年に入っても此の神様と一緒の山行は雨にあっていません。いやあ〜嘘のような本当の事です。・・・と云う事で、此の韓国でも同様でした。今日までの5日間一滴も有りませんでした。朝食後パッキングを整え、李夫妻に別れを告げトソンサに下りる。李 俊と田 溶學が迎えに来てくれていた。もう一人ブラムゼの作者である栢峰(ペボン)の李氏とホン氏に会いこれから製作する新ブラムゼの事を色々と話して別れる。私達はウイドン(牛耳洞)に下りて登山用具店でショッピング、又道峰山の登山用具店にも移動してショッピングを楽しんだ。ソウルのホテルに入り5日間の汗を流し、ウイドンで合流したユーさんとも合わせて8人で大打ち上げを行う。前にも来た事がある李 俊のお友達がが経営している韓国オールドスタイルの美味しい焼肉であった。友人達とも次に会う事を約束して別れホテルに戻る。金曜日のミョンドン(明洞)は遅くまで賑やかな町です。

25日(土)晴 今日も良い天気だ。朝粥を食べにいつものお店に行く。今日のフライトは15:30、13:30頃までに金浦空港に行けば良い。ジャミンググローブを探しに東大門の知り合いの店に行くが何処にも一つも無い。何故だ、多分オーチェンのジャミンググローブの取り扱いが出来なくなってしまったのか、良く分からないが兎に角、一つも手に入らず帰国の途に着いた。もう家にあるMサイズとLサイズのみが有るだけだ。又他で探してみようと思う。17:40羽田着、6日間の訪韓も初めての人達にとって良い天気に恵まれ、思いのインスボンも登れて素晴らしい6日間でした。私も1年8ヶ月振りにインスボンを登る事が出来た事は、これから又何年かはインスボンに出掛ける事が出来るかもしれません。又秋に訪れたいと思います。

▼白雲山荘へのアプローチで最初に見える仁寿峰の雄姿。

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▼トーソンサで、私の友人と今回のメンバー。これから白雲山荘へ上がります。

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▼山荘一寸手前の滑る石段の所がこのような階段が設置されました。歩き易くはなりましたが、なんか親しみが半減です。

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▼正に仁寿峰と白雲山荘です。

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▼21日、白雲山荘で出発前、今回皆さんに渡したマウンテンダックス社のポケッタ20と云うリュックサックです。使いかってが良いようで、今回は全日程使っていました。

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▼アプローチ途中にある大東寺から見えるこれから行くウォンヒョンボンリッジ。手前の岩場から奥に見える白雲台の頂上まで登ったり降りたりの繰り返しでリッジクライミングを楽しみます。

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▼出発の北石門です。ここから装備を整えて尾根に入ります。ここにはレンジャーが居るので、完全装備を付けないと入って行く事が出来ません。

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▼難しくは有りませんが、ルートファインディングに悩む所もしばしば有ります。楽しめる一日です。

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▼リッジクライミングを終え笑顔で白雲台の頂上です。平日ですがかなり混んでいました。

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▼22日、いつもの展望台にて、これから大スラブよりインスBルートに向かいます。

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▼大スラブ3P目、インスBの取り付きに入ります。

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▼インスB2P目、核心のフレアークラック。結構登りにくい所ですが、苦しそうな表情を感じます。

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▼3P目のコーナークラック。一寸長いが快適なクラックです。もう少しでBPに着きます。

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▼初めての仁寿峰頂上。皆さんいい笑顔です。(^_^)v

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▼23日、シュイナードBルート赤線がルートです。5P、5.9 はんがー及びナチュプロ。インスボンを代表する好ルートです。

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▼2P目の核心部トラバース。皆さん問題なく来ていました。

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▼4P目のWクラック、素晴らしいの一言につきます。

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▼シュイナードB終了点、イヤーズロック基部。ここから3Pの懸垂です。

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▼25日、李夫妻に別れを告げ、白雲山荘を後にします。忙しくなる前に記念写真を撮りました。まだまだお元気でいてもらいたい李夫妻です。

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▼やはり帰る時は此の写真を撮らないと・・ですね。笑顔で下山です。

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▼皆で打ち上げです。大変お疲れ様でした。又の機会を楽しみに。

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▼今回話が出来たブラムゼの新型(下)です。新しい物は、スリングでは無くなります。ロープの摩擦する所が、摩擦対応に強い金属になります。大きさも前よりは少し大きくなります。7月頃までには私の所で手に入る予定です。興味のある方は乞うご期待下さい。

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▼メイドインKOREAの新型カムディバイス。No1〜No6までのスモールサイズをカバーします。¥30.000位です。

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▼24日の朝食です。普段は作らないチジミを特別にオモニに作ってもらいました。ねぎが沢山は云った美味しいチジミです。

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今回は私とっても復帰後初めてのインスボンガイドでした。何本か登ってまだ登れる自信が付きました。又秋にも計画します。行ってみたいと思っている方、お問い合わせください。携行人数は3人までです。素晴らしい花崗岩の世界を彷徨しましょう。

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