2014/7/31 木曜日

垂直のお花畑

Filed under: 山岳ガイド — 廣瀬 憲文 @ 9:53:31

29日〜30日で南八ヶ岳大同心正面壁雲稜ルートへ行って来ました。29日はのんびり入山で赤岳鉱泉まで、心配されたアブも最盛期は過ぎたようですが、美濃戸口から執拗に攻撃してきます。それなりのアブ対策はして行ったのですが、数匹の波状攻撃に応戦しきれず、2ヶ所位刺されてしまいました。鉱泉に到着、高校生の合宿か、引率の先生からコッヘルでのご飯の炊き方を教わっていました。もう今は飯盒は使わないのでしょうか、鉱泉の宿泊j者は30名ほど、お風呂で汗を流し夕飯は6月に来た時と同じステーキでした。柔らかい肉をほうばりながら火が消えないうちにいつもの焼き飯を作ります。肉と野菜を付けタレと一緒に炒め、ある程度食べたら厨房でスプーンを借りご飯を入れて肉、野菜と一緒に炒めます。良く混ぜて熱々を頂きます。これがまた美味しいんです。鉱泉に泊まってステーキ夕飯だったら是非お試しください。

30日晴れ、いい天気です。寒さもなく一寸早出で、05:35鉱泉出発。ゆっくりペースで大同心稜をひたすら登り ます。何やら稜線辺りでヘリが飛んでいるようです。何か事故でもあったのでしょうか、数十分後には飛んで行ってしまいました。大同心基部着06:40、登攀準備をして07:10雲稜ルート取り付き、岩も冷たくなく素手でのクライミングが出来ました。大同心はお花畑、色々な花が咲き乱れる中を登ります。初めての大同心クライミング、昨年は天候不順の為に断念して一年後の再挑戦です。でもこの一年間の努力が確実に表れています。行く前まではかなり心配だったようで、取り付いた頃まではかなり緊張顔でしたが、此のルートの核心部である1ピッチの小ハングをすんなりと超えて来ると緊張がほぐれたようで、お花を観賞しながら高度感を楽しんだようです。4ピッチ目のトラバースを終え、肩に出ると暑い位の太陽が出迎えてくれました。失礼ながら(同心様のお顔部分)最終ピッチを登り、08:50念願の大同心頭へ、山歩きをしていた頃からの念願成就。今までやって来た努力の結果です。全くストレスの無いクライミングが出来ました。小休止後、コマクサを観賞しながら大同心稜を下降して赤岳鉱泉着10:30。ゆっくりとパッキングを済ませ、ネパールカレーをご馳走になって下山。早いご帰宅となりました。

▼お出迎えは夏空と横岳西壁。

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▼大同心基部。

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▼1ピッチ目の取り付き。これから、垂直のお花畑の中を登ります。

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▼2ピッチ目のBP。

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▼3ピッチ目のBP。

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▼4ピッチ目のトラバース。

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▼5ピッチ目、笑顔の終了です。

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▼大同心頭。\(^o^)/

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▼夏の八ヶ岳。赤岳、中岳、阿弥陀岳と後方は南アルプスの山々。

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▼大同心から一寸下りた所にコマクサとウルップ草の群落が有ります。コマクサも終わり間近です。

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▼ミヤマオダマキは最盛期。

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▼大同心の頭で残っていたチョウノスケ草。

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▼トイレに行く途中に有った物置を改築して女性専用のお化粧室と着替え室がもう直ぐお目見えします。益々女性客が増えそうです。

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2014/7/24 木曜日

関東、甲信越も梅雨明け

Filed under: フリークライミング — 廣瀬 憲文 @ 10:29:18

22日〜23日で小川山でした。22日に関東、甲信越地方も梅雨明け、本格的な夏が到来と思いきや、22日の廻り目平、いつ降って来てもおかしくないような空模様の中、久しぶりのリバーサイドへ、・・と行く前に立ちはだかる核心の石飛び、私は何とか一寸濡れながら石飛に成功したのですが、他の人達は初めから危な気ない渡渉に決め込み無事終了。リバーサイドに着いてみると、今までに降った雨のおかげで取り付き部分には苔がびっしりとはびこり、結構濡れ濡れスタートでした。ここは上から下まで中々乾きの悪い所で、秋頃にでもならないと乾いた岩は余り触れません。先ずはアウトオブバランスをだましだまし登り、アウトオブバランスとマダムバタフライを繰り返し登ってからブラックシープに移動、ここも取り付きが濡れ濡れでした。ランペから上は快適なクライミングでした。この3本で終了。

23日晴れ、昨夜山荘で知り合ったカナダ人で、白馬に住んでアウトドアーのスクールを開催しているようです。エヴァーグリーンアウトドアでHPが検索できますので、興味のある方はご覧下さい。天気も良く快適です。東京は暑いことと思いながら、今回2回目の参加をしてくれる方と山荘前で待ち合わせ、マガスラブへ、誰もいません。岩はいい具合に乾いています。一寸後から知り合いパーティーも来てこの2パーティーで貸し切りです。いつものように、ウルトラセブン、可愛い女とそのvar、オーウェン、高い窓とクールダウンでデロリンマンのイージー面でスラブ練習をして2日間の小川山も終了です。夏休みに入り、これからクライミングにキャンプに賑やかになる廻り目平です。アブが出て来ていますので要注意です。夏が始まったばかりだというのに、トンボが乱舞しています。短い夏を楽しんで頂きたいと思います。

▼久々登場の私です。これからマガスラブへ向かいます。

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▼行く途中のゲートの所で見つけたオダマキ。いつも下を向きっぱなしで疲れるでしょうね。

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▼ 今回最大の核心部。冷たい川です。

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▼久々のリバーサイド。アウトオブバランスとマダムバタフライの取り付き、苔と濡れ濡れのWシビア。

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▼ルート全貌。

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▼マダムバタフライの核心部。右足への乗り込み。

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▼ブラックシープの取り付きもこの通りです。

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▼右上ランペ、ここからは快適クライミング。

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▼23日マガスラブ、快適クライミングです。

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▼可愛い女。今回2回目の参加です。前回はガマスラブで繰り返し練習でした。

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▼オーウェンの為に祈りを。中々この右足への乗り込みが難しいようです。

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▼ 高い窓。

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▼ クルーダウン。

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▼放浪癖の所に咲いているコメツツジ。こんなクラック根付いて、一生ジャミングしながら生きて行くんですね。

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都会の暑さと喧騒を離れに、廻り目平にお出かけください。快適クライミング、快適生活が待っています。アブ、ブヨ、対策を忘れずに。

2014/7/4 金曜日

盛梅雨

Filed under: マルチピッチクライミング — 廣瀬 憲文 @ 10:18:53

早いものです。夏至が過ぎ、7月に入ってしまいました。正に梅雨本番です。そんな中、予報的には何とかなるかも・・の期待を込めて1日〜3日で一ヶ月ぶりの小川山に行って来ました。レンゲツツジも終わり、他の花々も少なく一寸色の無い廻り目平です。平日と梅雨空も有って人の姿も余り有りません。1日、梅雨空曇天、いつ降って来てもおかしくない空、山荘の人曰く、こんな空でもう3日位余り降ってないとの事でした。この言葉に励まされ、・・でもいつ降って来ていいように近場の左岸スラブへ、トムと一緒に、B&W、ジャーマン、アルピニストと好きな所を好きなように登ってもらいました。たまにポツリポツリと顔に当たるが、何とか夕方まで楽しむ事が出来ました。昨年まで苦労した左岸スラブもきれいな形でトップアウトが出来、ルンルンの左岸スラブでのクライミングでした。

2日、曇り時々晴れ午後雷雨のち曇り、の目まぐるしく変わる一日でした。新会員で、日帰り参加の方と山荘前で待ち合わせをしてスラブ状岩壁へ、ケロヨン、バナナなケーキ、ハート&ソウル、ガマルート2P目、ウイスキーキャット、ガマスラブでここも各々順繰りに登ってもらいました。しかし午後、雲の色もどんどん悪くなり、雷も大きく聞こえ始めたので、もう限界とロープを回収中に大粒の雨、装備をザックに放り込み終えた辺りでスコールのようなドシャ降り、道は見る見る川と化し履物はぐしゃぐしゃ状態で山荘に戻りました。一寸早めに終わってしまいましたが、皆さん大好きな宴会が(クライミングよりこちらを重視しているかも?)待っているので 退屈など有りません。宴会が始まるのがいつもより時間が早いのでたっぷりと味わうことが出来たようです。夢の中で一日が終わったのでしょうか。

3日、曇り、午後から雨予報が出ています。08:10山荘発、屋根岩3峰南稜レモンルートへ向かう。昨日の雷雨の後遺症でアプローチもぐしょぐしょ、ソラマメスラブ下部はびょしょぬれ状態を横目に3峰目指してもうちょっと登ります。08:50取り付き着。1P目の凹角状を見ても問題はなさそうです。準備を整え09:15クライミング開始、3P目はvarのクラックへ入りました。快適なクラックを登り、最終ピッチを登って10:40、4Pで3峰終了点へ前回登ったセレクションが有る2峰は眼下です。ここが初めての方には景色を堪能して頂き3Pの懸垂下降で取り付き点へ帰着。雨が心配なので荷物をまとめて帰りは又大量のワラビを採って山荘着、早めの電車で帰宅しました。十年前近く振りの南稜レモンルートでした。

▼左岸スラブ、トムと一緒にでUPします。

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▼トムと一緒にvarにもハンガーボルトが打たれていました。

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▼ジャーマンも問題ありませんね。我慢の練習がいい形で出て来ています。

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▼B&W。

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▼アルピニストはシビアです。いい形で張り付いています。

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▼スラブ状岩壁、外岩初めてで今回参加いただいた新会員の男性です。室内壁は登っているのですが、花崗岩独特のスラブにてこずっているようです。これからも外岩にもお出かけください。又、ご一緒致しましょう。

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▼バナナケーキ取り付きスラブ。いい乗り込みです。

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▼スラブ状岩壁。

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▼ウイスキーキャット。この後どしゃ降りに。

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▼3日、屋根岩3峰南稜レモンルート。

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▼1P目終了点。

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▼3P目varクラック。下部レイバック。

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▼ 上部ワイドクラックは、左のフレークを使う。

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▼終了点。ヤッターのYです。分かるかな〜。

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いい3日間でした。いい写真をご覧ください。今月は何日も小川山へ通います。又何とかで登れるといいですが。参加希望の方はご連絡下さい。お待ちしています。楽しいクライミングをお楽しみください。

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