八ケ岳、春だったんだね〜(拓朗調)
今シーズン最後のアイスになるかも知れない赤岳鉱泉のアイスキャンディーに23日〜24日で行って来ました。デポした荷物を下ろさなければならない事も有りました。美濃戸口で車を下りるとな・な・何とかなりの暖かさではないか、茅野からの道も雪のかけらすら有りません。八ケ岳山荘〜赤岳山荘間も所々は凍っている場所もあるのですが、軽自動車もチェーン無しで平気で赤岳山荘まで上がって行きます。赤岳山荘から赤岳鉱泉までも一番凍っているのはショートカットですが、上手く雪の有る所を右左を使い分けて歩けばアイゼンなしでも問題ありませんが、雪道の歩き方に慣れていない人はアイゼンを付けての歩行をお勧めします。汗をかかない程度にゆっくり歩きなんですが、ポカポカ陽気のせいで自然と汗をかいてしまいます。3月も終わりに近づいてはいますが、こんなに春だったんだね〜を感じました。
午後、一寸してからアイスキャンディーへ、いや〜あ、かなりの人が登っています。アイスキャンディーの氷の解け方が異常に早く、危険との判断で半分位が立入禁止としているので、Trを張る場所が限られています。遅めに練習に来てもロープを張る場所がなく、空くのを待つか、一寸入らせてもらうかで皆さん何とか練習をしていました。土曜日の宿泊者は160名位との事、土曜日は、多くのガイドさん達で賑わっていました。今シーズンの冬の八ケ岳もそろそろ終焉を迎えて来ているようです。24日で小屋のスタッフもかなりの人が下りました。又夏山シーズンが来るまで、一寸の静かさを取り戻すことでしょう。
▼定点観測の横岳西壁、大同心大滝も、南沢大滝も最高のコンディションのようです。じゃあ、いつ登る、今でしょう。う〜ん一寸世の中に流されて来ているかな。
▼アイスキャンディー、いい感じですが、写真で見える面は、全面禁止エリアとなっています。
▼土曜日午後は此の状態です。此の面と左側面が3〜4本位の場所がクライミング可能です。
▼今シーズン2回目のアイスです。アックスは、BUBUのフラミンゴ。
▼ブログで紹介したグリベルマスターアロイSタイプの初登りです。今までの物よりは、短いので最初は変な感じを受けますが、使って一寸慣れると全く違和感も無く、軽いので何となく振り回しが出来るようでいい感じのアックスです。ただ、握り手が一寸小さいので、大きめの手の人には、グローブを着けると握りずらい感が有ります。勿論、シャープニングしてあるので刺さりは抜群です。女性向きかも。確かに、ノミックも抜群ですが、一寸高いですが、これからアックスをと考えている方、これも視野に考えてみても良いかも知れません。
▼大同心をバックにいい感じです。
▼ただ登るにも飽きるので、限定にも挑戦です。この細い所を限定で登ります。
▼こちらはマーキングした限定ルートです。出口がハングしてますが、それ程難しくは有りません。
▼日曜日、赤岳鉱泉主催のアイスクライミング体験会。来週で最後との事です。アイスクライミングの底辺がかなり広がって来ているようです。皆さんこれからも続けて欲しいものです。
両日良い天気に恵まれ、楽しいアイスクライミングが出来ました。仲間のガイドが登って来た南沢大滝は最高のコンディションだそうです。ここなら日帰りでも充分楽しむ事が出来るので、もう一度位この辺に出掛けてみたいものです。