2011/5/23 月曜日

「祝、傘寿 白雲山荘 李 永九翁」

Filed under: マルチピッチクライミング — 廣瀬 憲文 @ 17:06:38

15日〜22日で韓国仁寿峰に行って来ました。今回の目的は、白雲山荘 李 永九氏の傘寿(80歳)のお祝いとビックドラゴン(コーリョンキル)のクライミングです。15日羽田発で金浦空港まで金浦空港から地下鉄5号線と4号線でスユ駅まで、スユ駅からはタクシーでトーソンサまで入りました。トーソンサからは徒歩約1時間で白雲山荘。日曜日なので沢山の韓国クライマーが下山して来ます。ガスりぎみのインスボンにヘリコプターの音が、もしやと思うと、ヘリでピックアップされていました。後から聞いた話だと、シュイナードBルートで死亡事故が起きたとの事でした。六時半頃山荘着、白雲山荘では、李さんが待っていて再会を喜び、傘寿のお祝いを申し上げました。

16日晴 足慣らしと云う事で、いつものように大スラブからオアシステラスへオアシステラスからショートルートのヨンキルを登てからインスBルートへ。オアシステラスを50mトラバースしてインスB取り付きへ、インスBクライミングからインスボン頂上。西面を4Pで下降、一日目のクライミングを終了しました。

17日晴 18日の天気が怪しいとの事で、今回の目的であるコーリョンキル(ビックドラゴン)のクライミングに向かいました。10:30取り付き、下部3Pはハヌルキルを登り、上部3Pをビックドラゴンルートを登りました。私はビックドラゴンの上部はこれで3回目ですが、いつも難しいスラブに苦労します。今回このルートを登りたいと一緒に登った方は、古希一歩手前です。もう何回もインスボンクライミングはしているのですが、難しく又長いスラブのルートを苦労しながらも、終了点14:30、何と6Pを4時間で頑張って登りきりました。自信の夢であったビックドラゴンを素晴らしいクライミングで登りきりました。\(^o^)/ 拍手パチパチパチ。山荘に帰り祝杯です。

18日曇 何となく肌寒い朝です。初めての所にもとの思いで、インスリッジに向かいました。インスリッジは、インスボンの北西面に位置し、インスボンを周辺では大人気のリッジクライミングルートです。スラブ、クラック等で登ったり降りたりの連続でインスボンの頂上へ直接上がる事が出来ます。グレード的には、歩きから5.8位のクラックがあります。景色も良くお手頃なリッジクライミングが楽しめます。

19日雨 朝方から雨、少し様子を見ながらと思ったが余り回復傾向が見られないのでレスト日とする。町には降りず一日中山荘で過ごす。

20日雨 夜半より雷と風雨が強くなる。クライミングを諦め下山する事に決定。山荘の李さんと一緒に下山。トーソンサからお寺のバスでウイドンへ、ウイドンでしばし買い物を楽しみ明洞に向かう。夜は友人の李氏と会い、李氏が立ち上げている「NPO法人登山安全協会」の話をしながら食事を囲む。

21日曇時々雨 10:00過ぎ、明洞から地下鉄1号線道峰山登山口に向かう。道峰山登山口には沢山の登山用具店があります。雨の土曜日なので人出は今一つようですが、ハイキングの人達が道峰山に向かっています。私達は色々な登山用具店を覗き見しながら歩いていると生マッコリの専門店を発見、早速一人が試飲に向かう。日本には買って帰れないとの事で取り敢えず買うのを諦めたようだ。又暫く覗き見をしながら歩き、韓国ブランド「エコロバ」の店に入ると私と同じ位のおじさんが片言の日本語で話しかけて来た。色々と話をしている中で韓国でも古い山岳会の名前が出て来た。その山岳会の名前は「コマーク・アルパインクラブ」漢字で書けば(剣山岳会)と書く。もしやと思い、私がゆいつ一緒に登った韓国人クライマーの名前を言ってみたら何と先輩だと云うではないか、その人の名前は、李 俊(イ ジュン)その当時、約31年前は韓国最強クライマーの一人であった。電話が繋がり電話の向こうには今まで31年間会える事が出来なかった「李 俊」がいるではないか、直ぐにそちらに行くからとの事で待つこと40分位、太ってはいたが当時の面影が残る思いで深い韓国クライマーに再会出来ました。まさか60歳になったこの年に会えるとは思いもよらず色々な昔話をして一時を過ごす事が出来ました。話によると8月に日本に来るとの事で、日本での再会を約束しました。感慨深い一日になりました。賑わう明洞に戻り夕食に海鮮チクタクと云う辛い食べ物で韓国を閉めました。

22日晴 暑い位の日になりました。帰国便は夕方なのでそれまでは自由な時間を過ごして羽田着18:30で帰国。素晴らしいクライミングと思い出深い時間を過ごす事が出来ました。とても意義ある訪韓になりました。参加して頂いた方にお疲れ様でした。

▼15日、日曜日の賑わうトーソンサ。

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▼15日のインスボン。

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▼16日大スラブからオアシステラスへ。

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▼オアシステラスからヨンキルを登る。

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▼インスBからインスボン頂上、後は白雲台と萬景台。

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▼17日これから登るビックドラゴンルートが一望出来ます。

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▼ビックドラゴン4P目難しいスラブクライミングが続きます。

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▼ビックドラゴンの特徴であるPクラックへ入って来ました。

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▼Pクラックを抜けてからの最終ピッチ、約50m近い難しいスラブを登ります。神経が休まりません。

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▼17日インスリッジを登る為に警備隊まで下りる途中、良い天気です。インスリッジは裏側です。

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▼今までに見た事のないインスボン、右に落ちるのがインスリッジ。ピークに見えるのはイヤーズロックです。

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▼登ったり、降りたり、歩いたりでピッチ的には何ピッチ目か分かりませんが、懸垂途中でこちらの岩に移り、此のクラックを登ります。後は懸垂下降に移る韓国パティー。此の後又懸垂をして広場に立ちます。

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▼この様な場所が随所に出て来ます。リッジクライミングの特徴的なところです。

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▼韓国の春の特徴的なつつじ。今年は遅いようでまだつぼみの所も有りました。

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▼途中で見つけた何の葉っぱでしょうか、他にもあったのですがこんなに綺麗なハートの形はしてませんでした。このブログを見て頂いた方々に幸せが訪れますように。

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▼21日道峰山登山用具店エコロバにて、31年振りに再会した李 俊氏。懐かしい一時を過ごしました。

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▼李 俊氏とお元気のようで安心しました。これからは訪韓する度に会えるでしょう。

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▼傘寿の李 永九翁と還暦の私。まだまだ元気で山荘で働いています。

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又10月にお会い出来ることが楽しみです。

2011/5/9 月曜日

奇岩霊峰

Filed under: マルチピッチクライミング — 廣瀬 憲文 @ 22:50:35

9日、暑い位の陽気になりました。この季節になると陽射しが出れば20℃を楽に越えてしまいます。昨夜は高崎に前泊して、今日、高崎発の上越線電車で渋川に向かいました。目指すは、初めての子持山獅子岩、情報は仲間から得ていたのでそれを頼りに向かいます。渋川駅からタクシー子持山登山口(7号橋駐車場まで)へ、少し歩くと右側に子持山登山口の標識から出発。木道を少し登ると太鼓橋と鳥居がある所が屏風岩、リングボルト、ハンガーボルトは見えるが人が登っている様子が感じられない。ここから沢道を少し歩き歌碑の所から植林道をひたすら登る。暫く登ると急に開け紅葉樹林に入ると滑りやすい急坂を登りつめた所が峠となり、そこから尾根道となる。私達はこの尾根道を少し登り見晴らしの良い獅子岩と子持山への分岐点で登攀準備をして、獅子岩を目指して踏跡を少し下って獅子岩方向に廻り込みクライミングルートの取り付きに出た。壁の様子から見て登りに来たルートである事を確認、09:45登攀開始、岩は榛名の黒岩と同様の安山岩で、一寸ざらつきがしてスメアを確認しながらのクライミングである。ロープは60mを持っていったので1ピッチめのBPを通過して2ピッチ目のBPで1ピッチ目を終了。約35〜40m位でしょうか、グレード的には私の体感で5.7〜5.8位の体感グレードでした。2ピッチ目(ルート的には3P目)は、出だしの一寸上のワイドクラックを登る所の立ち込みが少し悪く感じました。後はそれ程の所も無く、スラブ状の岩をハンガーボルトに導かれて、残置ビナが2枚あるBPで2ピッチ目が終了。(ルート的には4ピッチ目のBP)3ピッチ目を少し登ると右側に新しいBPがあるがルート的には左に行っているので、スラブ状からフェース状を左上ぎみに登ると少ハングにボルトが打たれているので忠実にそこを登ると獅子岩頂上直下の登山道に出る。実質的なクライミングはそこで終了、11:10分。最後は目の前の凹角を10m位登って獅子岩の頂上に出る。行者さん2人が祈祷をあげている所でしばし休憩。登山道をデポした荷物まで戻り、昼食後下山、7号橋駐車場着13:30、タクシーで渋川へ。平日であるので誰もいない乾いた岩を快適に登らせて頂きました。易しいマルチを楽しむには絶好のルートではないでしょうか。機会が有ったらまた行きたいマルチピッチルートです。山的にはまだ春の芽吹きが始まったばかりです。ツツジも今年は遅いそうです。まだこれから楽しめる子持山獅子岩です。

▼登山口にある案内板。

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▼ここから登りがはじまります。

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▼太鼓橋と屏風岩。

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▼荷物をデポした所から見た獅子岩。

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▼取り付き付近からの獅子岩、右側の壁を登ります。

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▼1P目(ルート的には2P目)のBPから取り付きを見る。

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▼2P目(ルート的には4P目)のBP間近。

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▼3P目(5、6のBPを通過)のBPから、実質的なクライミングはここで終了。

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▼最終ピッチとなった頂上岩の凹角を登る。

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▼凹角を登りきった所が獅子岩の頂上です。360度の展望でした。

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▼ヒゴスミレが沢山咲いていました。

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▼駐車場の所ではまだヒトリシズカが咲いていました。

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2011/5/5 木曜日

春は名のみの小川山

Filed under: フリークライミング — 廣瀬 憲文 @ 18:20:59

5月に入ってしまいました。1日〜4日の小川山、そして今日の日和田が終了して、先月の23日から続いていたクライミングも要約取り敢えずのピリオドとなりました。

今シーズン最初の小川山でした。1日曇り、野辺山に着いた時は大降りでした。しかし川上村に入ると降った形跡はなく登りに行けそうでしたが、今にも降り出しそうな中、いつ降られても良い所でガマスラブに行ってみました。準備をして何本か登った所でポツリポツリ、何となく黒い雲が有るので、早急に切り上げ山荘へ帰ってから本降りとなり、早めに終わって正解でした。

2日曇り、曇っているので何となく肌寒さを感じながら、マガスラブへラッキーなことにだれも登っていません。それではと云う事で、右のウルトラセブンから登り始めました。可愛い女を登っている頃に知り合いのパーティー5人が到着。私達は、高い窓、オーエンの為に、放浪癖、デロリンマン、穴が有ったら出たい、限定左バージョンまで登って、一寸遅めの終了でした。夜は3人が集合して食事後宴会の始まりです。

3日曇り後雨、朝一人と待ち合わせて合わせて7人で八幡沢左岸スラブへ、ここもラッキーなことにだれも居ません。では先に登らせてもらおうと、ブラック&ホワイト、ジャーマンスープレックスを交代で登っていると知り合いばかり徐々到着、皆さんが登り始めた頃に私達はビスタの夏休み、走れメロス、応仁の乱を登って終了直前に雨足も強くなり、早急にパッキングを済ませて山荘へ、早めに帰って来たので、それから夕飯まで宴会で、夕食後も宴会です。そんなに宴会ばかりでエ〜ンカイと言ったとか言わなかったとか。

4日晴れ、ここに来て一番良い天気となりましたが、数日前からの黄砂も有り、何となくどんよりしてる感じです。昨日の雨の影響がまだあるようなので、一番早く乾くオムスビ山スラブへ出掛けました。途中二人連れに抜かれ、多分我々と同じ所だなと思いつつオムスビ山へ到着。案の定二人が準備をしていました。無名ルートに取り付きましたが中々発進できないでいる為、時間がかかりそうを察知して、こちらはホンニャラゴッコから取り付き、パイプライン、ジェイコブスラダーと登っていると又知り合いが来て、無名ルート他に取り付いてしまったので、我々は水晶スラブへと転進、着いてみると、ノイズとアバタモエクボに取り付いていたので、空いている越境者とフィンガークラックルートを登り今回の小川山は無事終了となりました。

震災の影響かガソリンが高騰している影響か、廻り目平は例年に比べると一寸少なめの感じがしました。でも高速道路のあちらこちらではかなりの渋滞のニュースが聞こえて来ていました。やはり国民の皆さんにどんどん動いてもらって、震災地も含めて、観光経済を活性化したいものです。

▼まだ春の芽吹きが聞こえない烏帽子岩、マラ岩方面。

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▼4日、おむすび山からの廻り目平金峰山方面はまだ残雪が多く有ります。

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▼先シーズン終了してからの道路工事もこんな感じになりました。まだ全部が終わっていないようです。

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▼1日、シーズン最初のガマスラブです。花崗岩の感触が伝わって来たようです。

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▼2日、マガスラブ、デロリンマン。

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▼久々のオーエンの為に、核心部の乗り込みです。

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▼3日、左岸スラブ。スラブの定番ですね。ここを登ってシーズンが始まります。

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▼走れメロス。登れチ・・。

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▼4日、オムスビ山。左ホンニャラゴッコ、右パイプライン。

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▼ジェイコブスラダーで奮闘中。

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▼今シーズン最初の小川山メンバー。お疲れ様でした。

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